本音とぬりえ
一般社団法人こどもカルチャーEducation.JPN 略称(一社)C.C.E.JPN
松尾有輝子です。
皆さんいかがお過ごしですか。
うちのエリアは学校がはじまりました。しばらくは2班に分かれて、週二~三回程の登校に
なるよう。
新年度の初登校日が終わって、開放感と安堵感を得て、
「見えない枠の中にいたような感覚」
だったのかもしれないと思いました。
まだ、解除されていないエリアの皆さん、特に長く、特に厳密な枠の中で、お疲れかと思います。
弱音を吐きだせる?
昨夜、内部のWEB勉強会(これがとても有難い♪)でした。
みんな知りたいこと様々。知恵がいっぱいで嬉しかった。
話題に、
今、「家庭保育されているママたちはどうしてる?」「放課後デイサービスや保育園はどうしてる?」
等がありました。
そんな話題に接し、弱音を吐くきっかけをお手伝いできればいいなと言っていたメンバーもいました。
みんな今、それぞれの立場で、自分の疲れや弱音を少々閉じ込めて過ごしている気がしています。
冒頭に書いたように、例え変則的であっても、学校ではじまったことの安堵感は、社会と接すると
いう視点で、親としても思いもよらない感覚でしたし、こどもがそれは嬉しそうにしていたことに
も安堵でした。
こどもの年齢や人数、家族構成などによっても、制御された中での生活は、まさに、籠の中の鳥?
もちろん反面、家族の関係性や在り方を学びなおす機会になってはいますが、自分の感情を適度に
いさめて、新しい枠組みに慣れていくプロセスでは、弱音も吐かないと!ねぇ。
弱音を吐くにも、
人間って瞬発力で言葉が出せるタイプと、観察して熟慮してから言葉を出すタイプ(環境からそ
ういう癖がついてしまったタイプ)なども等、おられます。
非言語を受け取りつつの、言語化を促す機会があると、やはりいいなと思うんです。
本音?ぬりえをしながらしゃべってみた
私自身、頭が忙しい=do-ingモード寄りなので、こどもからしたら、不満足がいっぱいあるらしい。
年齢的に夜更かしも楽しみたい様子なので、ぬりえして~とか言って、コミュニケーションとることに
しました。
こどもは前述の後者、観察熟慮からの言語化時間かかる系タイプです。
ぬりえをしている傍から、
「〇〇ちゃんに100の質問!」
「あなたのおなまえは?」
「あなたの好きないろは?」
・・・・・・
など、いろいろ聞いてみる。こどもはぬりえしながら答えている。
「パパに教わりたいことは?」
「数学と豆電球の知識」
「ママに教わりたいことは?」
「ない」
「ない?」
「だって、お料理は自分で(iPadみながら)作れると思うし。。。」
「なるほど」
「いわれたくない」
(うちの子、2週間前に自由にしたいと意思表明済)
「なるほど」
「自分でスケジュールは考えたいし、、、途中でなにか入るとざんねんと思う、、、
ピアノはサンタさんがくれた楽譜の曲を自由に弾きたいし、決められた曲を今は弾きたくないし、、、
本読んだり、DIYでお部屋に合うものをつくったり、映画やアニメをいっぱいみたいし、、、、」
「なるほど~~~まだある?」
「とにかく~自由にしたい~~」
・・・・・・・
互いの呼吸が合ってくる
「できた~」
「夕方なんだ!」
「そうよー」
▶まねまねヨーガのゆめみるひと、のページはオレンジでした。
「しろくまのしっぽケガしたと?(博多弁)、ハッシュタグ?(笑)」
ぬりえからイラストに変貌しておりますが、楽しそうだった。
先日、
”マインドフルネスにぬりえをすることの意味を
▶マインドフルネスとぬりえ
に書いています。
大人であれば、少しこちらの内容を意識して
みてください。
お子さんたちとするなら、
まずは、ぬりえをしながらお話してみるのも!
思っていること、考えていることがみんなありますよね。
しばらく黙って塗っていて
呼吸が互いに添うようになってくると思うんですよね。
そうしたら
蓋が開いて何かしゃべってくれるかもしれない。
自分の呼吸を観て、そして身近な人の呼吸を観て~マインドフルに~
自分の鼓動が早ければ、言葉も早くなりますし。
自分の脳が走りっぱなしだと、人とのコミュニケーションも、自転車に乗って
シューッと通り過ぎながら話しているようなもので、
「あーこんにちは~~~またね~~~」
みたいなね。
自転車から一旦降りて、対話する機会をつくってみる。
マインドフルに通じるイメージです。
そうすると呼吸が自然と合ってくる可能性があって
ぬりえはさらに媒体になってくれて、面白いです。
(小さなこどもさんは、紙に色をわさわさ塗るだけでもなにか変化があるかも。)
新コロさんからの新生活を、より自分や身近な方と協調し、馴染ませていくきっかけに。
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