こどものセルフケア~心と体のオーナーになるために~

近年、こどもたちのストレスが増加しているというニュースをよく耳にします。
学校での人間関係、勉強のプレッシャー、SNSでの情報過多など、こどもたちを取り巻く環境は複雑化し、ストレスを感じやすい状況になっています。また、コロナ禍以降、生活リズムの乱れや運動不足、コミュニケーション不足など、こどもたちの心身に様々な影響が出ています。
このような状況だからこそ、こどもたちが自分の心と体の状態に気づき、自分でケアする力を身につけることが大切です。
INDEX
こどものストレスサインを見逃さないために
こどもが身心ともに健康にすごすためのセルフケア
こどものストレスサインを見逃さないために
こどもは、大人と比べて自分のカンカクやカンジョウを言葉で表現することが苦手な場合があります。そのため、ストレスを感じていても、それをうまく伝えられずに我慢してしまうことも少なくありません。以下のサインが見られたら、こどもがストレスを感じているサインかもしれません。
・落ち着きがない
・イライラしやすい
・集中力がない
・食欲がない、または過食
・睡眠の乱れ
・体調不良(頭痛、腹痛など)
・急な感情の変化(泣き出す、怒り出すなど)
これらのサインに気づいたら、こどもの様子を丁寧にみたり、寄り添う時間が大切です。
お願いをして、一緒に、まねまねヨーガをしてみるのもおすすめです。
一緒に夢見のポーズをしていると、何かお話してくれるかもしれません。
おとな自身も自分のカンカクやカンガエに気がつくよい時間になるでしょう。
こどもが身心ともに健康に過ごすためのセルフケア方法
心と体の声に耳を傾ける
静かに目を閉じ、自分の呼吸や体の感覚に意識を向ける時間を作りましょう。
「今、どんなかんじがある?」「体さんがなんかいってる?」など、自分自身に問いかける習慣をつけましょう。
体を動かす
外で遊んだり、好きなスポーツをしたり、体を動かすことは一般にストレス解消に効果的だといわれています。
その中でも、絵本「まねまねヨーガ」のように、動物や物の動きを真似るヨーガは、こどもたちが楽しく体を動かし、いつもと違う姿勢から、いつもと違う視野がひろがり、気持ちも楽になってきます。指導のポイントはどんな形に真似たとしても、まるごと、賞賛することです。ポーズをとろうとしたことが素敵な「主体性」こそを育むことがポイントです。
質の良い睡眠
まねまねヨーガを夢見のポーズまで順番に行うと、眠りやすくなります。
それでもまだ眠れないと思う方は最後の頁、さかなのポーズを慎重にやってみてください。十分な睡眠は、心身の健康を保つために不可欠です。
寝る前にリラックスできる時間を作り、質の良い睡眠を心がけましょう。
バランスの取れた食事
バランスの取れた食事は、体の健康だけでなく、心の安定にもつながります。野菜や果物、タンパク質などをバランスよく摂りましょう。
リラックスできる時間
おとな自身が息抜きをしたり、リラックスできる方法を身に付けて置くことは、こどもの何気ない緊張を緩める環境づくりに有効です。親子で一緒に夢見のポーズだけをするのもお勧めです。
絵本まねまねヨーガの一連のポーズはマインドフルネス・ヨーガとして実践できます。呼吸や体の感覚に意識を向けながら、ゆっくりと体を動かすことで、心と体の緊張をほぐし、リラックス効果を高めることができます。
一緒にこどもにつきあってもらうだけで、親子のコミュニケーションを深め、互いの心身の健康をサポートすることができるのではないでしょうか。
絵本まねまねヨーガを心と体のセルフケアに取り入れてみてください。
こどもたちが心身ともに健康に、そして自分らしく生きていくために、セルフケアはとても大切な習慣です。
親子で一緒にセルフケアに取り組み、心と体のオーナーになる力を育みましょう。
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前回のブログ▶思春期を乗り越えるためのこどもヨーガを/不定愁訴にも
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